先週の振り返り
G10 against USD | 先週 | 5日間 | 1カ月 | 3カ月 | 6カ月 |
日本円 | -1.17 | -1.06 | -1.77 | -2.25 | -2.66 |
デンマーク クローネ | -0.49 | -0.28 | -2.15 | -2.38 | -2.93 |
ユーロ | -0.45 | -0.23 | -2.09 | -2.33 | -2.90 |
ニュージーランド ドル | -0.43 | -0.13 | -2.25 | -0.24 | -1.66 |
スイス フラン | -0.26 | 0.39 | -0.63 | -1.30 | -0.31 |
スウェーデン クローナ | -0.16 | 0.06 | -1.27 | -1.65 | -2.29 |
英ポンド | 0.04 | 0.51 | -1.13 | -1.24 | -0.87 |
ノルウェー クローネ | 0.35 | 1.06 | 2.02 | 2.85 | -0.95 |
オーストラリア ドル | 0.38 | 0.70 | -0.76 | -1.62 | -4.49 |
カナダ ドル | 0.94 | 1.41 | 1.76 | 0.50 | 0.72 |
先週は雇用統計もありましたが、流れとしては一貫として円は売られ、カナダやノルウェー、オージーといった資源国通貨買いが進んだ。週初に米国債利回りが低下する場面で株も下落するリスクオフな流れもありましたが、結局はエネルギー価格高騰といったところを受け、はやりのスタグフレーション懸念といったところもあり米金利は上昇いる。
Event | Survey | Actual | Prior | Revised | |
非農業部門雇用者数変化 | Sep | 500k | 194k | 235k | 366k |
非農業部門雇用者数過去2カ月の修正(ネット) | Sep | -- | 169k | -- | -- |
民間部門雇用者数変化 | Sep | 450k | 317k | 243k | 332k |
製造業雇用者数変化 | Sep | 25k | 26k | 37k | 31k |
失業率 | Sep | 5.10% | 4.80% | 5.20% | -- |
平均時給(前月比) | Sep | 0.40% | 0.60% | 0.60% | 0.40% |
平均時給(前年比) | Sep | 4.60% | 4.60% | 4.30% | 4.00% |
週平均労働時間(全従業員) | Sep | 34.7 | 34.8 | 34.7 | 34.6 |
労働参加率 | Sep | 61.80% | 61.60% | 61.70% | -- |
不完全雇用率 | Sep | -- | 8.50% | 8.80% | -- |
NDPは500K予想に反して194Kとヘッドラインはネガティブサプライズ。(Education&Healthが弱かったことが予想外といわれている)
一方で失業率は低下がみられており、テーパリングのタイムラインへの悪影響は少ないとの見方。平均時給の高まりもあり金利は一時低下するもその後売られスティープ化。
今週米10年債入札と米30年債入札というサプライイベントや米CPIの発表がある中で債権は売りやすかった可能性もあるが、NFP前から金利上昇が起きていたため金利上昇への反応は米国時間が始まってからじわじわと北動きであった。
株は窓を開けて上昇。しかし、金利上昇への影響もあり上昇は続かなかったが窓埋めすることもなくそこまで悪影響をうけたとの印象はなくむしろ先月末からの売りが一服した印象ともとらえられる。
そして相場をけん引したのはOilでWTIは一時80ドルに到達。2018年の急落前の高値を更新。この時はFEDの利上げに相場が耐えられなくなっていた時であり株もその後急落した場所。そこを抜けたことを考えると供給面からの原油価格の上昇の影響はかなり強いものとなっている。また先週はOpecが増産幅拡大を決定しなかったことも影響していると考えられる。
来週の見通し
特にドル円に関してはここ五年間前年の高値を更新できていないというジンクスがあったがこれも金曜日に打ち破られており今までの円高トレンドとは違うという見方も出てくるかもしれない。引き締めに動く米国といまだ緩和姿勢を貫くことしかできない日本という大きな姿勢の対比がドル円を淡々と押し上げている状況であり一時的に抜けると走る可能性もあるかもしれない。ただ月曜日は米国休日というところを考えればいったん週明けに少しボラのある動きが出たとしてもそれは長続きしない可能性もあり勢い余ることについては気を付けたほうがいいかもしれない。
週後半は米国のSQもあり株動向が気になる値動きになるかもしれない。
また、日本では14日に衆議院が解散され選挙モードになるのでボラの高まっている日経平均株価についても注目していきたい。
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