今日の主役はクロス円相場といっても過言ではないでしょうか。
米国休日ということもあり大きな動きにはならないとの見方もありましたが為替相場はクロス円中心に大きく上昇。
各通貨チャートで見ると一目均衡表を大きく抜けてきてから勢いがついているところをみてもこれまでのショートがあぶりだされているように見えます。
特に中国株が弱かったことからもAUDショートがそれなりに投機筋のポジションからもたまっていることがうかがえることもありAUDJPYは大きく上昇。
これまで金融政策ディールとしてもポジションがたまっていたAUDNZDがさらに上昇するなどポジショニングも大きく影響している相場と考えられます。
そんな中、題名にも書きましたが英中銀の利上げ折込が来年2月までに1回以上を織り込む状況になっております。
直近ではベイリー総裁がインフレに対して懸念を発しておりタカ派な声がよく聞こえてくるBOE。9月の金利上昇の発端となったであろうBOEのタカ派コメントが全体的に波及していることを考えると英中銀の姿勢や折り込み具合というのは注視しておくべきだと考える、
そんなポンドですが対ドルではそこまで大きく上昇とはなっておらず対円での値動きに勢いが出てきております。これはさすがにFEDもタカ派スタンスとなっていることも影響しているんでしょう。
英国債のGILTSを見ても大きく売られており(金利上昇)利上げに対する折込やスタグフレーションを織り込みにいく動きがみられます。米国債の動きも注目ですがこのGILTSの動きも今後しっかり見ていく必要があると考えられます。